報告と提起：〇署名呼び掛け人・賛同人の教員と当該で第一波署名提出したぞ！盛り上がった抗議集会。

　みなさん！こんにちは！今年の４月一日、早稲田大学による入学式会場付近（戸山キャンパス）でのサークル新歓規制に反対し、キャンパス内で演説を行っていた法学部生が早大職員によって不当逮捕される事件がおきました。我々はその事件に対して、抗議している有志です。

　先日の６月24日の昼に、学内教員、学生、校友、その他有志が結集し、早大当局への第一波署名提出行動／抗議集会を行いました。当日の模様をお伝えします。

昼休み、梅雨の晴れ間の晴天のもと、当該による逮捕事件からこの間の経緯説明とアピールが行われた後、教員を代表して、署名呼びかけ人の文学部教授、大石雅彦さんがアピールを行いました。
　続いて、署名呼びかけ人の池田雄一さん、昨年度の入学式の際に新歓規制抗議行動にかけつけてくれた元東京都知事選候補の外山恒一さんとマイクがまわされてゆきます。学生を代表して、逮捕当該の友人でアメリカ留学中の国際教養学部４年松浦慶太さんから寄せられたアピールも逮捕当該の法学部４年生C君によって代読されました。シュプレヒコールで気勢を上げた後、みんなで大隈会館の総務部へ署名提出に向かいます。大隈会館に向かっていたところ、なんと、大隈会館の玄関で、総務部総務課長の関口氏によって一行は制止させられました。「全員とは面会しない。代表者だけに絞ってくれ」。「密室でやるのか！」「全員入れろ！」抗議の声が飛びます。しばらく悶着した後、仕方なく、追及団のうち、学内教員3名(文・大石雅彦さん、政経・原章二さん、政経・岡山茂さん)とC君が代表団として総務部へ入ることになりました。

４名が関口氏とエレベーターを降りると、総務部長のイトウ氏が待っています。丁寧に我々を出迎えに来たのかと思いきやそうではありません。なんと無礼なことにイトウ氏は我々を交渉部屋に通さずに、エレベーターの前で署名を受け取るだけで済まそうとしたのです。あまりのずさんな対応に、一同は抗議。しぶしぶイトウ氏は我々を総務部のオフィス内のブースに通しました。

この間集まった、４２２筆の署名を手渡します。いとう氏は終始にこやかに対応していましたが、我々の追及にたいして彼の対応は「署名をお預かりします」という内容をくりかえすだけ。まるでのれんにうでおし、とうふにかすがいです。唯一、意義ぶかい回答としては、「今回の逮捕は私人逮捕であった」と認めたことのみ。
　この間の抗議の声の高まりに、とうとう早大当局もーまぁ、当たり前ですがー事実としての私人逮捕を公にせざるをえなくなっているのです。
　早大当局はこれまで、事件をうやむやにして逃げ切ろうとしてきました。一部報道では、警察が大学の許可を得ずに勝手に逮捕したとも解釈できるように報道しているものもあり、早大当局は私人逮捕であるという事実すら隠蔽しようとする疑いもあったのです。それが運動の広がりにうそをつく事ができずに、警察による逮捕ではなく、早大職員による私人逮捕であったという事を消極的ながら認めたのです。
　我々は今後、追及の手を緩める事なく、４月１日のあの時、C君を暴力的に取り押さえながら、「警察よんで」と絶叫した福田秀彦元学生部学生生活課職員、そしてその上司であり、地獄の新歓規制を決定した学生部長島田陽一、学生担当常任理事野嶋栄一郎、そして総務部総務課長関口、総務部長伊藤、総務担当常任理事、そして何よりも最高責任者たる白井総長を大衆の目の前に引摺りだし、追及し、謝罪させていかなければなりません。

我々はこの日、白井総長を呼び出し、署名を直接手渡す予定でした。事前にアポを取ろうとした我々に対して、総長は「公務多忙のため」とまともに取りあいませんでした。このような重大な事件に対して、最高責任者たる総長が出席することが当然であるにもかかわらず、白井総長は、自分は出てこないで、いとう氏のような官僚的な人物を当たらせる事によって、追及を逃げ切ろうとしているのです。

〇うやむやに逃げ切ろうとする早大当局を圧倒的な抗議署名、抗議集会・行動への結集で包囲せよ！次こそ回答をうけとるぞ！
　みなさん！このように社会的に大きな影響を与えた大事件を引き起こして置きながら、早大当局は極めて不誠実な対応に終始しています。このような早大当局をおいつめ、真摯に反省させるために、さらなるみなさんの署名運動への協力、抗議集会・行動への参加を呼び掛けます。

○２００８年７月１５日（火）昼１２１０～早大正門前→早大大隈会館（総務部・総長室）に集まろう！総長に第二波署名を提出するとともに、この間の対応を断固として抗議していくぞ！

　先日まで洞爺湖サミットが開催されていました。
この先進国８カ国(G８)による世界支配の謀議、サミットに対して、世界中から抗議の声が巻き起こっています。グローバリゼーション・新自由主義の元、先進国が更なる富の搾取のために、格差、環境問題、戦争、貧困という害悪を撒き散らしているのが、今のG８サミット体制です。こういった体制を人材育成の面で支えているのが今の早大当局です。
　早大白井総長は、今回のG８サミットに連動して開かれた「世界学長会議ーサミット」なるものに参加し、様々な問題を孕んでいる現在のG８サミット体制を無批判に下支えする機関に大学を改造していくことを高らかに宣言しています。
　現在の早稲田大学の教旨にも「グローバリゼーションが進展する現代、豊かな人間性を持った世界市民の育成」とあるように、今の白井当局は高まる大学間競争の下、多国籍企業・日本政府の要請する国際エリート・高級中間管理職のような人材を育成する大学へと脱皮することで早稲田大学のネームブランドを保とうと、やっきとなって「改革」を行っています。授業に英会話教育やIT教育を盛り込むカリキュラム改革、イメージ戦略をねらって建物をめくらめっぽうに立て替えるハコモノ改革。自治寮を解体し、完全当局管理のもと、留学生と日本人学生を上から交流をさせていくために建設した国際混住寮。無駄を削るということで、勤労学生を切捨てた夜間授業廃止(二文、社学)。等々枚挙にいとまがありません。こういった改革を進めていく上で、学内では理事会のトップダウンを貫徹するための管理強化が行われ、学生のサークル活動・自主自治活動は改革の妨げとなるものとして、早大当局から敵視されています。(白井克彦著『早稲田はいかに人を育てるか』参照)

このような流れの中で今回の不当逮捕が起こされたことをしっかりと見ていく必要があります。

○全ての皆さんに、来る２００８年７月１５日火の抗議集会、抗議行動への圧倒的な結集を呼びかけていきたい。

2008年6月8日月曜日

何と許しがたいことに、総長理事会は、私達の第一波署名を直接白井克彦総長につきつけたいという当然の要求を「校務多忙のため」などと言いながら、拒否してきた。
赴任したての総務課長が対応するなどというなめきった対応。
昼の情宣後、大隈講堂前にて関口総務課長を捕捉し問い質す。
基礎的な事実も、逮捕事件の歴史的な経緯も、二年前の逮捕事件に関しても、何も知らない関口課長。
「俺は異動したばかりだから。。。。」としどろもどろの答弁。
異動したばかりで何も業務の引継ぎを受けていないような輩を、本件逮捕のような重大事件に対応させる理事会の認識の甘さには怒りを感じざるをえない。
更なる大衆的な包囲網で、総長・常任理事・学生部長・福田職員を追及・交渉の場に引きずり出していきましょう！
2008年6月２４日火に、第一波署名をたずさえ、早大当局の対応に抗議する追及行動を行います。
全ての皆さんの結集を呼びかけます。
　